九星の意味

九星はそれぞれ、五行と八方位の定位、そして固有の象意を持ちます。 人の気質だけでなく、自然界のできごと、体の部位、季節や時刻まで、この九つで読み分けます。

一白水星 いっぱくすいせい

五行定位坎宮(北)
季節冬(十二月)時刻深夜(子の刻)
白・黒・水色一・六
腎臓・膀胱・耳・血液・生殖器人物中年の男性・部下・水商売の人・僧侶・思索する人
象意水、雨、湖、酒、穴、裏側、秘密、交わり、苦労、思考、癒し、貯蓄、子宝、夜

性質

静かで人当たりがやわらかく、その場の空気に合わせて形を変えられる人です。水がどんな器にも収まるように、相手や環境に合わせる柔軟さを持っています。一方で内側には強い芯があり、簡単には本心を見せません。人の悩みを受け止めるのが上手で、相談を持ちかけられることが多いはずです。表面は穏やかでも、頭のなかでは絶えず考えを巡らせています。

長所
思慮深い/親しみやすい/忍耐強い/人の心の機微に敏感/独自の発想を持つ/秘密を守れる

短所として出やすいところ
悩みを抱え込む/本心を言わずに誤解される/情に流されやすい/気分の波が出やすい/逃げ道を作りすぎる

仕事・適性

人の内側に関わる仕事、水に関わる仕事に縁があります。カウンセリング、医療・福祉、研究、企画、法律、飲食、水産、印刷、夜間の仕事など。目立つ立場より、実務を深く掘り下げる場所で力を発揮します。

恋愛・結婚

恋愛では相手に深く入り込み、一体になることを望みます。情が濃いぶん、相手に合わせすぎて疲れたり、秘めた関係になりやすい面もあります。言葉にしないと伝わらないことを、意識して口に出すと関係が安定します。

健康

冷えと水分の巡りに注意。腎臓・膀胱・婦人科系、耳の不調、睡眠の乱れが出やすい傾向です。体を温めること、深く眠ることが何よりの養生になります。

一白水星は「溜める」ことで力を蓄える星です。無理に前へ出るより、水が低いところに集まるように、必要なものが集まってくる時期を待てる強さがあります。悩みを一人で抱え込まず、信頼できる人に流していくと、氣の巡りが戻ります。

この星の人にとっての最大吉方は 六白金星・七赤金星、 凶方位になるのは 二黒土星・八白土星・九紫火星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

二黒土星 じこくどせい

五行定位坤宮(南西)
季節晩夏(七月)時刻午後(未申の刻)
黒・茶・黄土色五・十
胃腸・腹部・皮膚・消化器全般人物母・妻・年上の女性・大衆・農業や製造に携わる人
象意大地、畑、母、育てる、従う、勤勉、日常、労働、古いもの、粉状のもの

性質

面倒見がよく、地道な努力を厭わない人です。大地が種を育てるように、時間をかけて人や物事を育てる力を持っています。派手さはありませんが、まわりが気づかないところをきちんと整え、気づけばその人がいないと回らない、という立場になっていることが多いでしょう。決断は遅めですが、決めたあとの粘り強さは九星のなかでも群を抜きます。

長所
誠実/忍耐強い/世話好き/継続できる/堅実で無駄がない/人を立てられる

短所として出やすいところ
決断が遅い/頑固/損な役回りを引き受けすぎる/不満をため込む/変化に弱い

仕事・適性

補佐・実務・育成の仕事に向きます。事務、経理、製造、農業、不動産、介護、保育、教育、飲食など、毎日の積み重ねが形になる分野で信頼を得ます。トップに立つより、実質的に組織を支える二番手で最大の力を出します。

恋愛・結婚

尽くすことが愛情表現になります。相手の生活を丸ごと引き受けるような関わり方をしますが、見返りを言葉にしないため、我慢が限界を超えて突然離れることもあります。「してほしいこと」を早めに伝えるのが長続きのこつです。

健康

胃腸と皮膚に出やすい星です。働きすぎによる慢性的な疲れ、貧血、食生活の乱れからの不調に注意してください。土に触れること、よく噛んで食べることが養生です。

二黒土星は「積み重ね」で運が開く星です。一足飛びの成功を狙うと足を取られますが、同じことを続けられる力そのものが、この星のいちばんの財産です。自分を後回しにしすぎないこと、たまには受け取る側に回ることを覚えてください。

この星の人にとっての最大吉方は 九紫火星、 凶方位になるのは 三碧木星・四緑木星・一白水星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

三碧木星 さんぺきもくせい

五行定位震宮(東)
季節春(三月)時刻早朝(卯の刻)
青・碧・若草色三・八
肝臓・のど・声帯・神経・足人物長男・若者・音楽家・技術者・話す仕事の人
象意雷、音、声、若木、始まり、発展、驚き、情報、電気、楽器

性質

思い立ったらすぐ動く、行動の速さが身上の人です。春に芽が伸びるように、新しいことを始める力と、場の空気を明るくする声を持っています。感情が表に出やすく、良くも悪くも隠しごとができません。飽きるのも早いのですが、その切り替えの速さが次の芽を呼びます。

長所
行動が速い/発想が新しい/明るく率直/情報に敏感/表現力がある/立ち直りが早い

短所として出やすいところ
短気/口が過ぎる/飽きっぽい/計画性に欠ける/勢いだけで走る

仕事・適性

音・言葉・情報・技術に関わる仕事に縁があります。営業、広報、音楽、放送、IT、電気、通信、教育、企画開発など。立ち上げの局面でこそ光り、維持の段階では人に任せるのが正解です。

恋愛・結婚

ひと目惚れも多く、恋の始まりは電光石火です。素直な感情表現が魅力ですが、勢いで言った言葉が相手を傷つけることも。長続きさせたいなら、盛り上がりのあとの静かな時間を大切にしてください。

健康

のど・肝臓・神経系に出やすい星です。働きすぎと睡眠不足からのイライラ、声の不調、足のけがに注意。朝の光を浴び、体を動かすことで氣が整います。

三碧木星は「始まり」の星です。完成させることより、種をまくことに向いています。始めたものを人に引き継ぐ勇気を持つと、まいた種の数だけ実りが返ってきます。言葉には力があるので、何を口にするかを選んでください。

この星の人にとっての最大吉方は 一白水星、 凶方位になるのは 六白金星・七赤金星・二黒土星・八白土星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

四緑木星 しろくもくせい

五行定位巽宮(南東)
季節晩春〜初夏(四月・五月)時刻朝(辰巳の刻)
緑・若草色・薄い青三・八
腸・呼吸器・髪・神経人物長女・年頃の女性・仲介者・商人・旅する人
象意風、木、縁、信用、往来、遠方、香り、糸、整うこと、行き渡ること

性質

人と人をつなぐことに長けた、当たりのやわらかい人です。風がどこへでも入り込むように、あらゆる場所に顔がきき、気づけば人脈の中心にいます。相手に合わせる感覚が鋭く、角を立てずに物事をまとめられます。その反面、はっきり断るのが苦手で、決断を先延ばしにしがちです。

長所
社交的/調整力がある/信用を積める/気配りが細やか/柔軟/縁に恵まれる

短所として出やすいところ
優柔不断/八方美人になりやすい/流されやすい/迷いが長い/断れない

仕事・適性

人と人、土地と土地をつなぐ仕事に縁があります。営業、貿易、旅行、運輸、仲介、広告、接客、木工、香りや繊維に関わる分野など。信用が資産になる仕事ほど、長期的に大きく育ちます。

恋愛・結婚

出会いは多く、縁談にも恵まれます。ただ、どの相手にも優しくできてしまうため、決めきれずに好機を逃したり、誤解を招いたりすることがあります。「選ぶ」ことをはっきりさせると、縁が一気にまとまります。

健康

腸と呼吸器に出やすい星です。風邪が長引く、季節の変わり目に不調が出る、髪や肌が乱れるなど。風通しのよい場所で深く呼吸することが、そのまま養生になります。

四緑木星は「信用」で運が開く星です。一度きりの大きな儲けより、長く続く関係のほうが、この星には何倍もの実りをもたらします。迷ったときは、遠くの人・遠くの土地からの話に耳を傾けてみてください。

この星の人にとっての最大吉方は 一白水星、 凶方位になるのは 六白金星・七赤金星・二黒土星・八白土星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

五黄土星 ごおうどせい

五行定位中宮(中央)
季節土用(季節の変わり目)時刻
黄・金・濃い茶五・十
消化器全般・心臓・血圧人物中心にいる人・親分肌の人・古いものを扱う人
象意中央、帝王、腐敗と再生、破壊、廃物、発酵、古いもの、墓場、支配

性質

九星の中央に座る、独特の存在感を持つ人です。善悪や常識よりも、自分の内側の判断で動きます。腐ったものを土に返して新しい命を生む力を持ち、人が投げ出した場面を引き受けて立て直すことができます。まわりを引きつける力が強く、良くも悪くも中心に置かれやすい人です。

長所
度量が大きい/逆境に強い/立て直す力/面倒見がよい/独立心/本質を見抜く

短所として出やすいところ
独善的になりやすい/極端に走る/強引/敵を作りやすい/自分で壊してしまう

仕事・適性

人の上に立つ仕事、再生に関わる仕事に縁があります。経営、不動産、リサイクル、解体、農業、発酵食品、金融、葬祭など。組織の中で角を削られるより、自分の裁量で動ける立場のほうが力を発揮します。

恋愛・結婚

愛情表現が強く、相手を丸ごと引き受けようとします。守る力は絶大ですが、支配になりやすいのが難点です。相手の自由を認めたぶんだけ、関係は長続きします。

健康

消化器と血圧に注意。無理がきいてしまうぶん、限界まで気づかず一気に崩れる型です。定期的な検査と、意識的な休養を習慣にしてください。

五黄土星は「壊して生む」星です。順調なものを自分から壊してしまう癖に気づけたとき、この星の力は一気に建設的な方向へ向かいます。中心にいる者として、まわりを生かす使い方を選んでください。

この星の人にとっての最大吉方は 九紫火星、 凶方位になるのは 三碧木星・四緑木星・一白水星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

六白金星 ろっぱくきんせい

五行定位乾宮(北西)
季節晩秋〜初冬(十月・十一月)時刻夜(戌亥の刻)
白・銀・ベージュ四・九
頭・肺・骨・脊髄人物父・主人・目上・経営者・公職の人・神仏
象意天、丸いもの、権威、決断、勝負、大きな金銭、機械、乗り物、神仏、時計

性質

筋を通すことを何より大切にする、責任感の強い人です。天が休まず巡るように、常に動いていないと落ち着きません。判断が速く、任されれば最後までやりきります。人に頼るのが苦手で、なんでも自分で背負ってしまいがちです。プライドが高く、面子を潰されることを何より嫌います。

長所
決断力/責任感/統率力/公正/努力を惜しまない/目上に引き立てられる

短所として出やすいところ
プライドが高い/人に任せられない/理屈で押し切る/頑固/打たれ弱い一面

仕事・適性

責任と決断を担う仕事に縁があります。経営、公務、金融、法律、自動車・機械・航空、宗教、スポーツなど。数字と結果で評価される場所ほど、力を出せます。

恋愛・結婚

誠実で一途ですが、感情表現が不器用です。相手を守ろうとするあまり、指示的になってしまうことも。弱みを見せられる相手と出会えたとき、この星はいちばん安らぎます。

健康

頭部・肺・骨に出やすい星です。働きすぎによる頭痛、高血圧、けが、骨のトラブルに注意。空を見上げる時間と、しっかり休む決断が養生になります。

六白金星は「天」の星です。自分で回そうとするほど疲れが溜まります。人に任せること、目上や神仏を敬うことが、そのまま運を開く行いになります。

この星の人にとっての最大吉方は 二黒土星・八白土星、 凶方位になるのは 九紫火星・三碧木星・四緑木星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

七赤金星 しちせききんせい

五行定位兌宮(西)
季節秋(九月)時刻夕方(酉の刻)
赤・白・金四・九
口・歯・呼吸器・胸人物少女・愛嬌のある人・飲食業・話術の人・金融に携わる人
象意沢、実り、悦び、飲食、金銭、話す、遊ぶ、恋愛、刃物、金属

性質

場を和ませる愛嬌と、人を惹きつける話術を持った人です。秋の実りのように、これまで積み重ねたものを受け取る星でもあります。人付き合いが上手で、食事や酒の席で本領を発揮します。見た目や雰囲気に気を配り、楽しむことを大切にします。その裏で、案外そろばんが細かく、金銭感覚は鋭いところがあります。

長所
愛嬌がある/話が上手い/人を楽しませる/金銭感覚が鋭い/社交的/機転がきく

短所として出やすいところ
浪費しやすい/口が軽い/享楽に流れる/飽きやすい/人に甘えすぎる

仕事・適性

人を楽しませる仕事、お金に関わる仕事に縁があります。飲食、接客、販売、金融、歯科、美容、講師、司会、芸能など。「話す」ことが仕事になる場面で、この星は最も強く出ます。

恋愛・結婚

恋愛上手で、相手を楽しませる術を知っています。ただ、楽しさが薄れると気持ちも冷めやすい面があります。愉しさのなかに、少しの誠実さと約束を混ぜると、関係が長く続きます。

健康

口・歯・呼吸器に出やすい星です。飲食の不摂生、歯のトラブル、呼吸器の不調に注意。よく笑うこと自体が養生になる、めずらしい星でもあります。

七赤金星は「実りを味わう」星です。受け取ることを罪悪視しないでください。ただし、蒔かずに刈り続けると実りは尽きます。愉しんだぶんだけ、人にも分けることを覚えると、金運がぐんと安定します。

この星の人にとっての最大吉方は 二黒土星・八白土星、 凶方位になるのは 九紫火星・三碧木星・四緑木星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

八白土星 はっぱくどせい

五行定位艮宮(北東)
季節晩冬〜初春(一月・二月)時刻夜明け前(丑寅の刻)
白・黄・山吹五・十
背中・腰・関節・鼻人物少年・跡取り・親戚・不動産業・僧職
象意山、変化、継承、蓄積、止まる、つなぎ目、不動産、階段、貯蓄

性質

山のようにどっしりと構え、簡単には動かない人です。いったん決めたことは粘り強くやり抜き、積み重ねたものを次へ引き継ぐ力を持っています。内側には熱いものがありますが、外には出さないため誤解されがちです。人生の節目に大きな変化が訪れやすいのも、この星の特徴です。

長所
粘り強い/堅実/責任感が強い/貯める力/変化を乗りこなす/身内を大切にする

短所として出やすいところ
頑固/腰が重い/気持ちを溜め込む/急に方向転換して周囲を驚かせる/欲張りになりやすい

仕事・適性

積み上げること、受け継ぐことに関わる仕事に縁があります。不動産、建築、金融、倉庫、旅館、教育、僧職、家業の継承など。時間をかけて資産や信用を積む分野で、いちばん力が出ます。

恋愛・結婚

愛情が深く、一度決めた相手を長く大切にします。ただ、気持ちを言葉にしないため、相手が不安になることも。関係の節目には、自分から動いて形にすることが必要になります。

健康

腰・背中・関節・鼻に出やすい星です。座りっぱなし、動かなさすぎからの不調、鼻の疾患に注意。山や高いところに登ることが、この星の氣を整えます。

八白土星は「変わり目」の星です。変化は苦手でも、変化のたびに一段高いところへ登れるのがこの星の力です。止まるべきときにきちんと止まり、動くべきときに一気に動いてください。

この星の人にとっての最大吉方は 九紫火星、 凶方位になるのは 三碧木星・四緑木星・一白水星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

九紫火星 きゅうしかせい

五行定位離宮(南)
季節夏(六月)時刻正午(午の刻)
赤・紫・華やかな色二・七
目・心臓・頭・血圧人物中年の女性・学者・芸術家・美容に関わる人・裁判に関わる人
象意火、太陽、光、名誉、美、学問、見抜く、離れる、公になる、装飾

性質

華やかで感性が鋭く、その場にいるだけで目を引く人です。火が物を照らすように、隠れているものを明るみに出す力を持っています。頭の回転が速く、人の本質を一瞬で見抜きます。感情の起伏は大きく、燃え上がるのも冷めるのも早い。美しいもの、学ぶこと、認められることが、この星の燃料です。

長所
直感が鋭い/頭がよい/美的感覚に優れる/情熱的/人を見抜く/表現力がある

短所として出やすいところ
飽きやすい/感情的になる/見栄を張る/熱しやすく冷めやすい/別れが多くなりがち

仕事・適性

知性と美、そして表に出ることに関わる仕事に縁があります。教育、研究、法律、美容、デザイン、芸術、芸能、医療、鑑定など。名前が出る仕事ほど、この星は伸びます。

恋愛・結婚

恋愛は情熱的で、一気に燃え上がります。ただし理想が高く、相手の欠点が見えた瞬間に冷めてしまうことも。「離」の星なので別れの縁も持ちますが、それは次の出会いの入口でもあります。

健康

目・心臓・頭に出やすい星です。目の疲れ、血圧、のぼせ、不眠に注意。火の使いすぎ=考えすぎを止め、意識して頭を冷やす時間を作ってください。

九紫火星は「照らす」星です。自分が輝くことより、人や物事を照らす側に回ったとき、この星は最も大きな名誉を受け取ります。燃料が切れないよう、学び続けることを忘れずに。

この星の人にとっての最大吉方は 三碧木星・四緑木星、 凶方位になるのは 一白水星・六白金星・七赤金星 と、自分の星(本命殺)・五黄土星(五黄殺)です。

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